グラブに恋してる。シリーズ番外篇_グリスってのは。

寒空の下、元気にキャッチボールでもしているかい?

 

それとも、

ぬくぬくの部屋の中で、グラブ磨きに精を出しているかい?

 

ハロー、グラブピーポー。

 

 

 

今日はグリスに関してだ。

 

野球界では「アタッチメントグリス」なんて呼んでいるけれど

よくよく考えて欲しい。

 

世間一般的な観点からすれば、「グリス」と言われたら

それは工業用であり、防錆、潤滑の為の粘着率が高い半固形油の事を指す事を。

 

身近なところでは、電車の車両の下部をチェックして見て欲しい。

軸受、バネ部分などにベットリと塗られていたりするだろう。

 

他には、各種タービン類や工場などでの大型機械などで使われたりする。

 

そのグリスの主成分は鉱物油。

では、その鉱物油とは何か?

 

元を辿っていくと、中東他の産油国からタンカーで原油が運ばれてくるが

原油はわかるよな?真っ黒い油だ。タンカーの沈没事故や湾岸戦争の映像とかで見た事あるだろ?)

その原油を精製処理する事で出来る上物が、ガソリンや石油など。

その精製過程で残ったカスが鉱物油なのだ。

 

 

これを読んで、「おいおい。」と思わなかった奴はいるか?

つまり、グリスというものは相当にヤバい代物なのだよ(身体にとって)。

 

ここからは想像になるけれど、、、

大昔、グラブの歴史の中での黎明期。

平裏と捕球面がどうしても合わず、浮きやシワなどが発生するという事が悩みの種だった。

そこで、「この粘着率の高いグリスを使ってみたらどうだろう?ついでに、油だから革には良いかもね。」

そんな事を思いついた人がいたのだろう。アメリカっぽい大雑把な考え方だ。

植物油と鉱物油の違いもわからずに(危険性の意味で)。

 

その歴史が現代に至るまで、続いてしまっているというのが真相ではないかと睨んでいる。

 

現在、アタッチメントグリスを販売している各メーカーは、その成分を明らかにはしていないが

試しに以下のムービーの5:30過ぎを聞いて欲しい。

www.youtube.com

「コスモリン」という言葉が出てくるだろう。

それがこれだ。

www.juntsu.co.jp

 

もちろん、アタッチメントグリスを出しているすべてのメーカーが、このコスモリンを使っているわけではないだろうし、

その危険性に気付いて、成分の改良をしているメーカーもあるかもしれない。

 

ただ、大きくは変わらないだろう。

ガラリと変えたのであれば、それはつまり「=コストがかかる。」

コストがかかるって事は、「=喧伝する。」に繋がるから。

 

「成分が安全なものになりました!」なんて言い出したメーカーは今まで、存在しないだろ?

そんな事したら「なんだよ?じゃあ、今まで危険なものを使ってたのかよ!」ってことにもなるからな。

 

 

「つまり、何が言いたいのか?」って?

単純だよ、こんなもん、身体に良いわけないだろ。

 

「油だし」とか「多めに入れておきました。」なんてのを嬉々として語る奴は、おいおい!

ちょっと「もしもし?」って感じだ。

 

 

とはいえ、代替物が一般的にひろまったわけでもないし、

すぐに大きく業界の構造が変わるわけでもあるまいし、グリスが必要とされる時代もしばらくは続くだろう。

 

そんな中、やれる事は「グラブを使用したら、手を良く洗えよ。」ってことだけだ。

間違っても、グラブを使用した手で、そのままメシを食ったりするなよ。

 

電車の車輪の軸受けを触った後で、そのままメシを食うか?食わないだろ?

 

 

私がオススメするジュンケイさんの設計思想のように

なるべく(従来の)アタッチメントグリスに頼らない、グラブの設計、裁断、丁寧な仕上げ。

これらがもっと重要視されるようになって欲しいぜ。

 

まぁ、ジュンケイさんも接着成分の少ないJG-01だけではなく、従来のアタッチメントグリスを基本的にはメインで使っているんだけどね。

そして、JG-01も成分が何なのかは公表されていないんだけどね。

 

 

まぁ、そんな感じだ。

グラブを触ったら、バットを触ったら、手を洗えよ。

夜のバットも綺麗にな。

 

では、また今度!